パタゴニアR2 レビュー =▽目次=
パタゴニア「R2」ジャケット(レギュレーターシリーズ)と、R1・R3との違いについて書きました
patagonia「R2」ジャケットはオシャレなコーデにも使えてとても便利
パタゴニアの「R」シリーズは鉄板のフラッグシップフリースで、レディースもメンズも人気の品です
ちょっとタイトで着こなしやコーデが難しいですが、うまく合わせれば抜群に目立ちます
フリースというと、山では冬に着るものだと感じますが、登山では、夏でも防寒は必須
特にパタゴニアのフリースは昔からこだわって作ってきた代表的な製品で、技術の蓄積(ちくせき)も高いことからとてもおすすめです
まずボクがレビューした結果は下記のとおり
その理由は下記の通りです
自称ですが、パタゴニアフリークから見た「R2」のメリットとデメリットを書きましたので、参考にしてください
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※アイキャッチ画像:Amazon
着こなし・サイズ感のデメリット
普通はメリットから書きますが、とりあえずデメリットから書いてみます
デメリットはない・・・といいたいところですが、パタゴニアならではのデメリットは存在します
「価格」から見る着こなし
これは「R2」だけでなく、パタゴニア製品はどれも高い!!
パタゴニアというメーカーの方針で、日本は本部がある「アメリカ」より高価に設定されています
これは自分の目で見てください▼
⇒日本のパタゴニアサイト
⇒アメリカのパタゴニアサイト出典:Amazon
これは、賛否両論(さんぴりょうろん)ありますが、日本においては、この高価設定が当たって、メーカーのブランディング(企業価値を高めるための戦略)に一役買っています
自分も登山をはじめたときには、パタゴニアの価格ばかり気にしていました
個人的には、やっぱり価格は勉強してもらいたいと思います
個人的にはそんな感じで考えてますが、一般的にはデザインがやっぱりスタイリッシュで、価格設定の効果もあって、「街着」としても人気が高いです
誰に聞いても、高価で洗練された「アウトドア製品」と思われていて、「パタゴニア」のマークを見ただけで心理的に「すごいジャケット」と思われ、着こなしのアクセントになることは否定できませんね・・・
サイズ感が難しい「シルエット」
パタゴニアの服はほぼタイト
自分に合うようにコーデすることがちょっと難しいんです
ややレギュラーよりの服もありますが、リラックスサイズという規格でも、通常のレギュラーサイズのフィット感なので、注意が必要です
デザインはかっこいいですが、腕(うで)が長くて、ウエストがタイトなので、着る人を選んでしまうのは、これは「デメリット」ですね
見た目がかっこいいパタゴニアの服は、やや着る人を選ぶ傾向(けいこう)があるのは忘れてはいけないです
自分もこのパタゴニアのデザインには苦労していますが、サイズが合わない場合は、近くの縫製屋さんや、パタゴニアの修理部門に細かく注文して直してもらっています
うまく着こなせば、街でも山でも注目されること間違いなしなので、試してみてください
「R1」「R2」「R3」の着こなし方の違い
シリーズとして、「R1」と「R3」の中間のフリースなので、いつどのような時に着たらいいのか、判断に困る場合があります
すでにパタゴニア製品に慣れている人や店頭で買う人なら問題ありませんが、インターネットで買う場合は判断に困ります
この解決する考え方は、次のメリットで説明します
パタゴニア R2 を街着に使う(メリット)
「R2」ジャケットは、「R3」と「R1」の中間に位置していて、使い場所に困るとデメリットでも書きましたが、冬はインナー、夏はアウターとして幅広く使えて、汎用性はとても高いです
それには、4つの機能が特に影響しています
この4つの機能で、「R1]と「R3」の単体では難しい着こなしができます
冬は「R1」「R2」を重ねてもいいし、夏は「R2」を防寒着として持って行くと、とても重宝(ちょうほう)します
「R3」は一番保温性が高いモデルで、夏にはちょっと暑いので、ちょっとおすすめしません
(以前は「R3」の上位モデルとして「R4」がありましたが、製品の統廃合(とうはいごう)があって、R(レギュレーター)シリーズは3つになり、「R3」が一番暖かいモデルになりました)
そして、特におすすめなのが街で着ること
街では機能的にはオーバースペックですが、デザインがタイトでファッショナブル、「R2」は街で着ても違和感(いわかん)が全くありません
「R1」「R3]もスタイリッシュなデザインですが、「R2」の保温性と通気性は街で着るにはちょうどいいスペックです
おすすめです
通気性
「保温性」を確保しながら、「通気性」も確保できているところもメリット
このお互い反対の機能がいっしょになった技術は、フリース全体に同じような通気性を確保できるような生地を使うのではなく、汗をかきそうなところに部分的に発散性のある生地を付けて、快適性を増すような工夫がしてあります
ぬれは外的な要因(雨や雪など)が多いと思われますが、実際は「汗」でぬれる場合が多いです
そんなときのために汗をかきやすいところの通気性を確保しておけば、ぬれをかなり軽減(けいげん)できます
自分は汗かきで、ぬれの原因は8割汗なので、通気性超重要
とても助かる機能です
吸湿発散性
「R2」はこれも強い
春や秋の縦走にオススメの機能で、「R2」にかぎらず、「R」シリーズはこれが特に優れています
汗ぬれ防止のためには、これが重要ですね
あのヒヤッとする感覚が少なければ、とても快適な登山が可能
でも経験的に、汗をかいて、ジッとしているだけでは発散性が弱くなります
汗冷えにもつながるので、大量に汗をかいたら、疲れていても少し動くと、発散性もまして、汗冷え防止になると思います
お試しください
速乾性
吸湿発散性がいいということは、「速乾性」もいいことになります
汗や雨水を効率よく外に出すので、速く乾きます
「R1」より速乾性は低いですが、普通の縦走ではまったく問題なし
タイトなシルエットでちょっときついかもしれませんが、そのタイトさが吸湿発散・速乾の機能を助けてくれています
ただかっこいいからタイトにしている訳ではないんです(だと思います)
保温性
この保温性の高さも重要なメリットです
保温性が高いですが、「R3」よりコンパクトになるので、夏の保温着としてリュックの中に入れておくと、いざというときは、山小屋のような暖かさを提供(ていきょう)してくれます
冬はアンダーの上に「R2」を着ていれば、とても快適
速乾性と保温性のバランスがいいジャケットなので、そのまま一日中着ていることが可能です
寒いときには、重ね着で対応
「R2」はその下地として活躍してくれます
「R2]のスペック
公式に書いてある「R2」のスペックは下記のとおり
通気性、吸湿発散性、速乾性と格別な保温性を提供しコンパクトに収納できるニット構造のポーラテック・サーマル・プロ素材
両脇と腕の下側、袖口に使用したポーラテック・パワー・グリッド素材のパネルはフィット感と通気性、耐摩耗性を向上
テクニカルなカット
脇の下のまちとラグランスリーブにより動きやすく、アウターやパックの下でも快適
ジッパーは超音波とステッチによる縫い目を採用しかさばりを抑え柔軟性を向上
「あご」のあたりがソフトなジッパーガレージ付き
袖口のスパイラルシーム構造により前腕をしめつけることなく袖をまくり上げやすい
ハーネスやバックパックの着用に対応する配置の2つのハンドウォーマーポケットと左のチェストポケットはスリム・ジップを使用
すっきりと仕上げたジッパーガレージ付き
内側に2つのメッシュポケット付き
405g(メンズ)
332g(ウィメンズ)素材
本体:6.1オンス・ポーラテック・サーマル・プロ・ポリエステル97%(リサイクル・ポリエステル63%)/ポリウレタン3%
サイドパネルと袖口:6.3オンス・ポーラテック・パワー・グリッド・リサイクル・ポリエステル93%/ポリウレタン7%
フェアトレード・サーティファイド・ソーイング
ブルーサインの認証済み
パタゴニア「R2]総合評価
レビュー結果総合評価:★★★★☆
★星1個抜いた理由は価格です
ここまでフラッグシップな機能がなくても、安いフリースはあります
良い機能が多いので、おすすめしたいところですが、そこまで強く推薦(すいせん)する・・という感じではないのが正直なところ
街用ジャケットとだけ考えないで、山にも街にも使えると考えると「コスパ」もいいので、そう考えることができるのであれば、お試しいただきたいです
以上です
パタゴニア R2 メンズ

パタゴニア R2 レディース
パタゴニア R2 まとめ
パタゴニア R2は、その汎用性から、ほとんどのシチュエーションで活躍できるポテンシャルを持っています
「山や」の中では、カッコをつけすぎている「パタゴニア」をちょっと気に入らないという人もいますが、デザインと機能はトップクラス
シルエットを絞って(しぼって)作っているので、買うときにサイズ感の注意が必要ですが、街でも山でも使えて、意外とコスパが高い「パタゴニア R2」をぜひ使ってみてください
以上です